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気仙沼ブルーとスペーシア

tie-up!
【タイアップ記事】

この記事は「OUTDOOR あそびーくる 2020年VOL.8」に記載されています。

東北は気仙沼の地で、「藍染」を通して地方創生を担う農業女子がいる。
染色工房「インディゴ気仙沼」を率いる藤村さやかさんと、その仲間たちだ。
そんな彼女たちが職場の足として選んだクルマがスペーシア。
気仙沼の地に新たな名産と雇用をもたらした工房と、スペーシアのコラボから生まれる物語をお届けしよう。

気仙沼ブルーとスペーシア

思い思いの柄模様で染め上げたエプロンは「インディゴ気仙沼」の作業着。
中央が藤村代表、左がスタッフの遠藤さん、右が中村さん。
お供であるスズキ スペーシアの淡いブルーと白ルーフのツートンカラーが、気仙沼の海とマッチしている。

蒼い海と藍染と気仙沼の地から新たな名産を

仙台から北へ走ること、クルマで2時間。
リアス式海岸の海と山に囲まれた宮城県北端にある港町が気仙沼だ。2011年3月の東日本大震災で甚大な被害を被ったが、震災後に生まれた新たな「人の絆」によって地元の人々に再び笑顔が戻ってきている。
そんな東北の活性化を担うキーマンのひとりが、染色工房「インディゴ気仙沼」で代表を務める藤村さやかさんだ。 
そんな彼女は、気仙沼出身の旦那様との結婚と出産を機に、2013年に東京から移住。天然植物の藍を使ったインディゴ染めを、世界的に著名なインディゴアーティストについて学んだ。また、試行錯誤のすえ、幻の染料とも呼ばれる藍草「パステル」の自家栽培にも成功した。地元の主婦が子育てをしながら働ける場として、染色工房を作り、働くママたちのコミュニティの場を創ったことは、復興を目指す当地においては重要だ。
パステル独特の優しい青で染められた工房の製品の数々は、彼の地の蒼い海を想起させる「気仙沼ブルー」という言葉を生み、新たな地元の特産品と相成った。
今回はそんなインディゴ気仙沼の皆さんの日常に溶け込む、スズキの軽ハイトワゴン「スペーシア」のマルチパーパスな魅力に触れていこう。

染料の栽培からすべてが手作り

気仙沼ブルーとスペーシア

スペーシアのある日常 暮らしと遊び、双方に貢献

気仙沼ブルーとスペーシア

代表の藤村さんがかつて3名で始めた工房「インディゴ気仙沼」は現在9名のスタッフが在籍。多くは地元の主婦たちだ。
育児や家事の合間を縫い、個々の得意分野を生かしたチームワークで、メイドイン気仙沼にこだわった魅力あるモノ作りに取り組んでいる。
そんな彼女たちの生活において欠かせないのがクルマ。
もともと気仙沼は公共交通機関に乏しく、マイカーは一家にひとり1台、そんな土地柄だ。
経済的で小回りの効く軽自動車は気仙沼ママにとって生活必需品ゆえ、今回の企画となったスペーシアは「インディゴ気仙沼」のワークレディたちには、実にうってつけ。
この日、港からほど近い市街地にある工房に出勤してきたのは、代表の藤村さんほか、スタッフの遠藤さんと中村さんの3名。
午前中は工房で遠藤さんと中村さんが染付けの作業を行い、午後は市内にある自社農場に出かけることに。
遠藤さんのドライブで、海と山に囲まれた気仙沼ののどかな町並みを颯爽と走り出したスペーシア。室内は大人3名がゆったり座れる余裕の空間だ。
道幅の狭い地元道をスイスイと走り抜け、工房から約10㎞ほど離れた畑に到着。順調に生育したパステルの緑豊かな情景に笑みを浮かべながら収穫にいそしみ、お楽しみの弁当タイム。
お昼休憩はスペーシアの屋根にカータープを取り付け、さながらプチ女子会♪
インディゴ気仙沼の皆さんによる使い方を見れば、実用派の軽ハイトワゴンであり、かつアウトドアでもミニマムなRVとして使えるスペーシアの魅力が、きっと理解できることだろう。

気仙沼ブルーとスペーシア

畑仕事の手を休め、中村さんお手製のお弁当を囲んでほのぼのランチタイム。
純正オプションのOGAWA 製「カータープ」を装着し「キャプテンスタッグ」のパークテーブルとベンチをセットすれば即席ピクニック。
美味しいおにぎりをほうばりながら、つかの間のプチ女子会を満喫デス♪

 

幻の染料「パステル」の栽培も

気仙沼ブルーとスペーシア

気仙沼ブルーとスペーシア

気仙沼ブルーとスペーシア

パステルとは古代エジプト時代から染め物に使われてきたアブラナ科の植物。
中世ヨーロッパでは貴重な青の染料として重宝され、ナポレオンの軍服や聖母マリアのローブにも使われた歴史を持つ。
その後インド藍や合成藍の普及で17 世紀に消滅したが、2000年代に南仏トゥルーズ地方で生産が復活。
藤村さんはフランスから種子を調達、栽培技術の習得も含め、約3年がかりでパステルが気仙沼の地に適した品種であることを立証した。
これは世界で第2例目となるパステル栽培の復活劇でもあった。

天然素材のみを使ったインディゴ染め

気仙沼ブルーとスペーシア

インディゴ染めの作業で両手が色素で青く染まるのはいつものこと。
インディゴ気仙沼の染料は植物から抽出した100%天然素材なので環境にも優しい。

気仙沼ブルーとスペーシア

甕(カメ)の中のインディゴ染料。
染料は常にアルカリ性に保つ必要があり、状態を見極め調整する手入れが必要。
また、温度管理も重要で、寒い日は加温しながら染める。

気仙沼ブルーとスペーシア

こちらはパステル染めに用いる染料。淡い青緑の色味が特徴だ。

気仙沼ブルーとスペーシア

手染めによる「ボタニカルストール」は同社の看板アイテムだ。
右がインド藍染めで、左の淡いブルーがパステル染め。
地元の海を連想させる優しい青、これぞ「気仙沼ブルー」だ。

エシカルファッションを気仙沼から

気仙沼ブルーとスペーシア

赤ちゃんとママのお肌に優しい、エシカルファションといえるアイテムは、婦人用ストールやベビー服などがラインアップ。
東京の百貨店でも取り扱いが始まっており、寝具メーカーとのコラボなど、新たな展開も。
同工房によるアイテムはweb ショップから購入することが可能だ。

インディゴ気仙沼
宮城県気仙沼市新町2-1
080-6253-8161
www.indigo-ksn.com

スズキ スペーシア

気仙沼ブルーとスペーシア

撮影車両はHYBRID X の2WD 車。
ボディカラーはオフブルーメタリックで、オプションカラーのホワイト2トーンルーフパッケージ。
さらにメーカーオプションでLED ヘッドランプやアルミホイールなどを装着したアップグレードパッケージをチョイスした。

気仙沼ブルーとスペーシア

車速や瞬間燃費などのインフォメーションをフロントガラスの運転手の目線に投影する「ヘッドアップディスプレイ」(HUD)。軽自動車ではスペーシアが初採用だ。

気仙沼ブルーとスペーシア

前後左右のカメラ4 基に別売の対応ナビを組み合わせることで、さまざまなアングルからクルマを映し出す「全方位モニター用カメラパッケージ」を完備する。

気仙沼ブルーとスペーシア

助手席シートアンダーボックスをはじめとする収納スペースは多岐にわたる。女性ユーザーの目線に立った親切設計も特筆ものだ。

気仙沼ブルーとスペーシア
気仙沼ブルーとスペーシア
文/コンヒデキ 写真/サイトウタカシ(COLORS)

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