安心で効く美白をお探しなら、「トラネキサム酸」系に注目

季節が春らしくなるにつれ、日焼けやシミが気になり始めます。
各化粧品メーカーからも、次々と新作美白商品が登場する季節です。
「どうせ買うならいちばん効くのがイイ！」とは誰もが思うことでしょう。
そこで、今春の美白ニュースをお伝えします。

ここ数年の美白商品の傾向としては〝安心〟であり〝どんな肌にも使える〟ことが重視されているようです。
今春発売のものを一通り試し、効能書きを読み比べてみましたが、シミをガンガン攻める一点突破型は少ないです。
それよりも、しっとりとした感触で保湿もできて、シミもくすみも全方位的に解消できて、日焼け直後の肌にも刺激がない…そんなまろやかタイプのものが多い気がします。

個人的なイチオシは『トラネキサム酸』という美白成分入りのコスメです。
もともと飲み薬としてじんましんや、のどの薬などに使われていた消炎・止血作用のある成分で、飲み薬としては40年余の歴史があります。
肌に塗ってみたら「あら、シミも消える？」ということで、2002年に美白有効成分として認可されたもの。
代表的なところだと、資生堂の美白ブランド「HAKU」や敏感肌用ブランド「dープログラム」、シャネルの「ル ブラン」、第一三共ヘルスケアの「トランシーノ薬用ホワイトニング シリーズ」などに使われています。

「トラネキサム酸」のいいところは、鎮静系、つまり肌内のほてりや炎症を鎮める方向の働きがあるところ。
紫外線を浴びたり乾燥すると、肌がほてったりジリジリしたりしがちですが、そんな微弱な炎症をスッと鎮めてくれる感じ。

トラブルを〝予備軍〟のうちに鎮火して、目に見えるシミへと成長するのを防いでくれる…そんな実感があります。
敏感肌用コスメに使われているくらいですから、成分そのものに刺激を感じたりすることも少ないはずです。

	ちなみに、新たなシミを増やしたくないなら、無防備な日焼けは禁物です。 それほど日差しの強くない朝でも、紫外線は窓ガラス越しに入ってくるので注意してください。 その点、スズキはＵＶカットガラスを装備している車種が多いのが頼もしいですね。 もちろん、外に出るときは油断せずに日焼け止めを塗るようにしましょう！

トラネキサム酸とは

人工合成されたアミノ酸で、出血を止めたり、赤みや腫れをひく作用もあり、製剤化されて医薬品として用いられています。
抗プラスミン薬（剤）などとも呼ばれています。

これからの季節女性にうれしい！

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美容ライター

もりたじゅんこ

出版社勤務後、フリーのエディター＆ライターに。
美容専門誌ほか、雑誌、ＷＥＢ、広告などで美容＆健康情報を中心に記事を作成。