サウナしよ! ちまたでHOTなサウナ事情【その1】
近頃「サウナ」って言葉をよく耳にしませんか?
サウナを題材にした著書がドラマ化されたり、サウナイベントがあちこちで開かれたりと、老若男女問わず人気の「サウナ」ですが、「なんで今こんなに話題になっているの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで「サウナって何?」から「気持ちいいだけで終わらないサウナの魅力」、そして実際に「サウナでととのう」まで、サウナビギナーさんも盛り上がれる“HOT”な情報を紹介していきます!
そもそもサウナって何?
サウナとは、フィンランドで生まれた身体を温め発汗する温浴法(別名:蒸し風呂)のこと。サウナストーブで温められた80〜100℃の高温状態の部屋に入り、その周りを囲っているベンチに座って、汗を流すというものです。
一般的にサウナは、このフィンランド式の「ドライサウナ」を指すのですが、日本では「ドライサウナ」と「水風呂」を交互に入る「温冷交代浴」が代表的な“サウナスタイル”になっています。
サウナと聞くと「熱い」「苦しい」「我慢」なんてイメージを持っている人も少なくないでしょう。
しかし、そんなネガティブなイメージを持っている人も、正しい入り方をすれば、きっと最高な気分を味わうことができる、そんなリラクゼーション空間でもあるのです。
大抵のサウナ施設には、水風呂がセットで設備されています。サウナで熱々になった身体を水風呂で一気に冷まして休憩。この「サウナ」→「水風呂」→「休憩」の工程を1セットとして2〜3セット繰り返し行います。この工程を繰り返すことによって感じてくる不思議な感覚。それこそがサウナ愛好家がよく口にする“ととのう”です。
「ととのう」ってどんな感じ?
「ととのう」というのは、サウナで熱々になった身体を冷やすことで訪れる「多幸感(たこうかん)」のこと。身体がふわっと軽くなり、どこかに飛んでいけそうなくらい幸福感に包まれる至福の状態なんだとか…。
「うーん、いまいち想像がつかないな…」と思っている方もいるかもしれないので、この「ととのう」瞬間の頭の中、せっかくだから覗いてみましょう!
身体を温めたり冷やしたりすることで優位になる「交感神経」とその後の休憩で身体を落ち着かせることで優位になる「副交感神経」が交互に働くことで訪れる感覚。それがこの「ととのう」の正体といわれています。
頭がスッキリして感覚も研ぎ澄まされる。
「いいアイデアが浮かんできた!」なんてこともあるみたい。
ほら、だんだん“ととのう”が気になってきますよね!しかも、さまざまな健康メリットも期待できるんです。
「ととのう」だけじゃない?!サウナにはこんな効果が!
サウナに入ると、身体が温まり、血行がよくなります。血行が良くなると、身体の隅々まで酸素や栄養素を十分に届けるとともに、疲労物質が排出され、肩こりや腰痛などの改善につながります。また、大量に汗をかくことによって老廃物の排出や皮膚の新陳代謝を促進。ニキビ予防や肌荒れにも効果的なんです。
さらに、自律神経のバランスを整える効果があり、ストレスを軽減したり、深い睡眠が得られたりといった効果も期待できるそう。
「ととのう」だけじゃない、たくさんの健康メリットがあるサウナ。
美容や美肌にも効果的って嬉しいですよね!
サウナで役立つポイント5つ!
①いつもより多めの水分補給
サウナでは大量の汗をかきます。「普段あまり汗をかかないよ」と思う人も、脱水症状になってしまう危険性もあるので、いつもより多めの水分補給が◎。入る前に自分の体調とよく相談を!
②サウナに入る前に水滴を拭こう
体を流してからサウナに入るので、体表には多くの水滴がついています。そのままサウナ室に入ってしまうと、表面についた水分が一気に温められ、身体の芯まで温まる前に体表温度が上がって、サウナの効果を十分に得られません。体についた水分を拭き取った状態でサウナ室に入るのがポイントです。
③サウナは一番下の段から
サウナ室では、上の方ほど温度が高く、下の方ほど温度が低くなります。サウナベンチが階段状になっているサウナ室だと、一段違うだけで10℃近い温度差もあるので、まずは身体を慣らすためにも下の段から座っていくのがおすすめです。不安な方は、出入り口に近いところで様子を見てみて!
④目安は「サウナ10分、水風呂2分、休憩10分」
サウナではペース配分は人それぞれ。時間や回数に正解はありませんが、もしペース配分がわからないという方がいたら「サウナ10分、水風呂2分、休憩10分」を目安に試してみて!一番は、自分が“きもちいい”と感じることです。我慢くらべのような無理は禁物!
⑤大きな声で騒ぐのは<NG>
サウナ室では、ゆっくり静かな空間でサウナを楽しみたい人も多いので、サウナ室では会話を控えるのがマナーです。もし友人同士やグループでお話ししながら楽しみたいという方には貸切タイプの“プライベートサウナ”がいいかも!
熱いだけではないサウナのここが“HOT”
ここまで、サウナに関する基本的な情報をお伝えしてきましたが、なんと言ってもサウナの魅力はその種類の豊富さ。サウナ施設も増えてきて温度や湿度、ストーブによって、ととのいかたもひとそれぞれ。個々の趣味趣向に合わせて誰もが“HOT”になれるのが今のサウナなのかもしれません。
ミストサウナ
約70℃の温水をミスト状にして室内の温度をあげるミストサウナ。
塩サウナ
50〜60℃のサウナ内で塩を体に乗せて入るサウナ。
スチームサウナ
40〜50℃と低めの温度設定が特徴の蒸気を利用したサウナ。
ロウリュサウナ
サウナストーンにアロマ水をかけた時に発生する蒸気のサウナ。
プライベートサウナ
貸切タイプの個室サウナ。
テントサウナ
耐熱テントを用いたアウトドア感覚で楽しめるサウナ。
などなど
どうですか?サウナ行ってみたくなりませんか?
自分に合ったサウナを見つけるためにも、まずは体験してみましょう!
近場で本格的なサウナが楽しめるなんてこともあるので、一度近くのサウナ施設を検索してみるのもいいですね!
これから“これがあればツウ!”なグッズ紹介や、サウナに行く前に知っておきたい“HOT”な情報などもお届けします。
お楽しみに!